萩・津和野

平成14年7月8日ー11日
目的  恒例年に一度の世帯主主催旅行
    実は
格安航空券の旅
宿泊地 萩・津和野・湯田温泉

今日の行程 湯田温泉ー小郡ー湯田温泉ー宇部空港ー横浜 4日目

 寝つけなかったせいか、この旅一番の寝坊。足は冷たい。台風は東北にいるらしい。関東の被害はテレビであまりやらないから大丈夫なんだろう。 朝風呂。
 このホテルはビジネスマンが多いようだ。2階のお風呂に行くときにこっちは浴衣、向うはスーツでエレベーターに乗り合わすとなんだか恥ずかしい。10時までのコーヒー無料サービスもビジネスマンが多いせいか。

チェックアウトは11時だった。送る荷物を分けていると、外は晴れて来た。今日も暑くなりそうだ。
 しかし、外に出ると以外に風が涼しい、気持ちいいかぜ。荷物を送ってから、町を歩く。
 今日も白狐さんと沢山で会う。
日射しはあるのに風はさわやか。午前中の風。忘れていたさわやかさ。都会だとエアコンの吐き出す熱い風がアスファルトに反射してしまうのに、ここは違う。これが、本来の午前中の空気。樹々や土の上を這ってくる風は気持ちいい。懐かしい。夏休みの宿題は午前中の涼しい時間にってあったよな。と思いながら公園のベンチで過ごす。
 駅まで400メートルの案内板。駅には大きな白狐がいるというので見にいく。本当に大きい。8メートル3トンだという。
 駅に向かって歩いている人が何人かいる。もしかして、汽車が来るのか。駅で時刻表を見るとあと10分。小郡に行く事とする。230円。車窓はのどか。山 も空もきれい。山口に着いてから立派な家ばかりをみる。でかいし、車庫まで立派。赤い立派な瓦屋根の家が多かった。

 汽車は乗ってる間は足が冷たい。湯田温泉の足湯が目に浮かぶ。そうだ、時間も有るし折り返そう。小郡駅で確認をすると、1時間後に電車はある。町を見てお昼を食べれば丁度いいだろう。そのまま改札を出ると、なんか淋しい町。昼時なのに人がいない。もしかして、こちらは裏側?と思って跨線橋を渡って反対側に行ってみた。

 反対側は新幹線口。こちら側には駅ビルも有り、ホテルも会社もある。向うとは全然違う。駅の周りを一回りして、食べる所を探す。駅の名店街と有るので行ったが、どこが街なの?。2軒しか無い。入るのにも少し考えてしまう。
 もう一度表に出てみる。魚屋の回転寿司がある。昨夜も寿司だったので、考えてしまったが、さっきは何人も並んでいたが、今は誰も待ってる人がいない。あれだけ人が待っているということは、ジモピーに支持されていると言う事だ。おいしいのかも。と、入ってみる。しゃりが旨い。隣のアベックは、トロ、うに、いくらと、値の張る物ばかりをオーダーしている。スーツ姿の人達が生ビールをおいしそうに飲んでる。食べ終って丁度時間。2 番乗り場に行く。食べ過ぎた。

 湯田温泉に戻ってホテル松田の脇の足湯に。ここはきらら博の時に出来たという。もう一ヶ所旅館案内の所に有るのだが、こっちは太陽がさんさんと照らしているので、暑そう。
 松田の脇は日陰であり、屋根もあるからこっちの方が人気。風通しもいい。酔っ払いのおじさんが、一人で喋っている。みんな困っているようだ。二人居たのがいつのまにかいなくなった。それでも、同じ事を話している。ここで目が合ったら相手をする事になる。ひたすら旅日記を書いていた。そのおじさんは足湯に入っている訳でもなく、自分の自慢話を聞いてくれる鴨を探しているのである。おばあさんが二人来たところで席を譲っていた。そして、今、来た人達が話を始めると、チャリに乗って去った。

 湯の熱さに足は真っ赤になってる。ここの湯は熱いと言うが、常連らしきおばあさんも、今日は熱いという。いつもは、どうやってうめるかとか、どの位の温度なんだよ。とおばあさんは話してくれる。私は普段がどのくらいの温度なのかわからないので、黙って聞いていた。水を出しましょうか。と、何度と無く聞くのだが、自分はもう出るからいいという。しばらく我慢をしていたが、これでは、火傷をする。と 一人が足を出した。私はやっぱり水を出してきます。という。今度は賛成された。
 流れでてくる湯は手で触っても熱い。ホースからは水は出ていなっかた。これでは熱いはず。水を出し、湯舟の湯も出して入れ換えると、しばらくしていい湯かげんとなる。それでも旅に途中に立ち寄ったご夫婦には熱いと言う。バスの時間までおばあちゃんと話した。おなたが 出る時には水を止めてね。と、言ってバスが来るからと帰って行った。
 出ようとしたら、おばちゃまがドヤドヤとやって来たので場所を空け退いた。水の事をいうと、それは止めてくださいと言うので止めに行った。しかし、靴下をはいている間に、一人は熱いと早々と脱落して行った。みんな我慢をしている。
 足湯の横の店では、足拭きタオルが100円で売られていた。
 さて、空港行きのバスまではあと1時間半有る。日射しは強いけど、風はさわやか。午前中に行った公園に行ってみる。木陰も沢山有って気持ちよさそ。昼寝をしている人も居る。良く見ると、さっき足湯で独り言を言ってたおじさんだ。
 木の下のベンチに陣取ると、おばあさん達が、三々五々と集まって来る。誰がいないのどうしたの。何故か私の座っているベンチに集まるのです。なんか居ずらくなって、場所を移動。足湯で濡れたタオルと、ズボンを乾かす。いい天気だ。こんなにのんびり時を過ごすのは久しぶり。16時41分のバス。1時間と少しで、宇部空港。

 昨日夫がGETしたスーパーシートに私も挑戦。就航記念で1000円で切替えられるという。申し込むと何と10人目。スーパーシートは16席。これはまず無理だが、駄目元で申し込んで置く。この時間はお弁当と飲物が付くそうで、なかなかのコストパフォーマンス。人気が有るのは当たりまえ。搭乗ぎりぎりまであきらめるなと、夫から携帯メールで指示が来たので、最後まで搭乗せずにいたが、予想どおりはずれ。

 767の機体Gはほとんどなし。行きも同じ機体だったのにすごいGだった。山口では日没7時半。紺とオレンジのツートンカラーがきれい。やがて夜景になる。きれいだ。スーパーシートに当たったら見られなかっただろう。
 それにしても10Aのこの席、スーパーシートのすぐ後ろ。カーテン一枚で仕切られているだけなので、いい匂いが洩れて来る。夜景で気をまぎらす。大阪より名古屋の方が明るい。20時45分着。帰りもバスに5分揺られて、到着口に。宇部を離陸してから2時間半で帰宅。時間は早いが 800キロの移動で有る、やっぱり着かれた。
 今日はのんびりした一日だった。久しぶりにこんなにのんびりとした。空は青く澄、空気も気持ちいい。心身共にリラックス。旅って忙しいのだけが旅じゃないですよね。一日くらいはなにも予定を立てない日が有ってもいい。
 今回は、事前に山口住在の友人にいろいろ聞いていたのだが、お薦めの秋穂(あいお)町の車海老も青海島の浜千鳥(はまちどり)うに釜飯も宿題になってしまった。せっかく教えてくれたのになぁ。三泊では無理だったかな。宿題を果たしにまた行きますよ。山口県。
 今回から旅のお供にPDAが増えたので、旅紀行の出来上がりが早い。電車やとにかく時間がある時に感想を打ち込んでいる。旅が本末転倒にならないように注意しなければとも思ったけど。
おしまい 02.07.21

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